2017年世界大会「グランプリ」

古文書によって再発見された相良村のお茶

熊本県でも最大量のお茶の生産を誇る、熊本県球磨郡相良(さがら)村。ここでお茶を育て、加工している川上誠一さんは、静岡のお茶の専門学校でお茶づくりを学び、相良村のお茶を日本一にするべく、お茶作りの研究を続けてこられました。

この村で特筆すべきは、水質13年連続日本一（2019年現在）の川辺川(かわべがわ)。水質日本一の最長記録を更新中の、名水が流れる美しい川です。澄んだ清流の朝霧と、山の中で寒暖差が激しいこの地域では、古くからお茶作りが営まれて来ました。相良村のお茶とその歴史を研究していた川上さんは、ある古文書によると、その品質の高さから、1000年以上前からお殿様にお茶を献上していたという記録が残るほど、お茶作りの歴史の深いことがわかったそう。

1000年以上続いて来た日本茶作りの文化を、次の1000年に繋げたい・・・。人口減少にも負けず、価値あるお茶作りを続けて行きたい、と、息子である川上大和さんと、「相良村を代表するお茶を作る」と、高級緑茶の「相良茶」が完成しました。

驚きの旨味。最高品質のお茶で世界が驚いた

にっぽんの宝物 のJAPAN大会を勝ち抜き、世界大会で最優秀量（最高位）を獲得した「相良茶」は、優良品種（さえみどり）種を使用した最高級の玉緑茶です。 一煎目は水出しでまるで出汁のようなまろやかな旨味と甘みを、二煎目はお湯で入れて爽やかな香りと甘みを楽しめるお茶です。

和食文化が広く海外でも受け入れられる中、緑茶を好む海外の方も増えて来ています。シンガポール世界大会では、緑茶の文化が広がっているシンガポールでも、他にはない、旨味のあるお茶に、審査員もうなりました。 また、にっぽんの宝物アメリカツアーでは、6都市全てのウェルカムドリンクとして振舞われ、現地領事館でも利用のオファーをもらうほどに。

最高の自然環境と手間暇をかけて管理したお茶が、世界で高く評価されています。是非その驚きをご家庭でも体験してみてください。
 
＜そのほかの実績＞
日本茶AWARD 2019 水出し部門 ファインプロダクト賞（最高賞）受賞
AVPA（フランス農産物振興庁） Tea Of the World 銅賞受賞
JGAP認証
 
＜相良茶の美味しい飲み方＞（にっぽんの宝物グランプリ受賞時の作り方）
1：一人当たり4g程度の相良茶葉を急須に入れる
2：冷たく冷やした冷水（軟水）を150cc〜200cc 急須に注ぐ
3：3分〜5分待ち、グラスもしくは湯のみに1→2→3→2→1、、、と何度かに往復しながら、最後の1滴まで注ぎ切ります。
4：2煎目は熱湯を注いですぐ、先ほどと同じように、往復しながら注ぎます。※一煎目と二煎目の味の変化をお楽しみください

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