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The smoked Grapes
"Fujinokun"

​藤稔の燻製ぶどう「藤の燻」

一房丸ごと燻製、自然と技術が生み出す究極のひと粒

76歳が挑む、
新たな藤稔の可能性

2023年度において、群馬利根沼田大会<調理加工部門>と続くJAPAN大会<新領域部門>で共にグランプリを受賞。2024年においては、世界大会<職人の知恵部門>で準グランプリを受賞。

 

一粒頬張るだけで、甘さとスモーキーな風味が絶妙に調和し、まるで高級ワインのような奥深い味わいを楽しめる「藤稔の燻製ぶどう」。桜チップと籾殻を使用して一房丸ごと丁寧に燻製された藤稔は、燻製ならではの芳醇な香りと濃縮された甘みが特徴。

 

この「藤稔の燻製ぶどう」を手がけるのは、地元農家として30年以上にわたりぶどう栽培を続けてきた宮田農園の宮田優一さん。
 

藤稔の旬の短さを課題と捉え、一年を通じて楽しめる商品にするべく燻製という技術に挑戦。試行錯誤を繰り返し、4昼夜かけて香りと味わいを最大限に引き出す技術を確立した。宮田さんの情熱と探究心が生み出した「藤稔の燻製ぶどう」とは。

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美しい黒紫、濃厚な甘さ、そのまま燻製に

旬を超えた美味しさへの挑戦

「藤稔」は大粒で豊かな果汁が魅力のぶどうで、見た目と味の両方で優れた高級ぶどうとして広く評価されている。一粒あたり20g~30gと非常に大きく、糖度も高いため、濃厚な甘さを堪能できる。
また、皮が薄く柔らかい品種で果汁が溢れるジューシーな食感が特徴だ。さらに、完熟時には黒紫色の美しい見た目となり、その上品な甘さとほのかな香りが楽しめる。
 

一方で、皮が薄いため栽培中や輸送中に割れやすく、さらに一房の粒が外れやすいデリケートな特性を持つ「藤稔」。また、美味しく食べられる旬が短く、収穫時期は8月中旬から9月上旬の約2か月間に限られている。
 

「こんなに美味しい藤稔をどうにかもっと長い期間楽しめないか」

甘さと香りの結晶、試行錯誤が導いた究極の一粒

情熱で作り上げた逸品を届けたい

「藤稔の燻製ぶどう」が誕生するまでには、多くの試行錯誤が重ねられた。燻製の工程では、どのくらいの時間と温度が最適なのかを探るため、宮田農園の宮田さんは何度も実験を繰り返した。

燻製が短すぎると香りが薄くなり、逆に長すぎるとブドウの食感が失われてしまうため、理想的なバランスを見つけることは容易ではなかった。また、季節や気温によって燻製にかかる時間が変動するため、安定した品質を保つための技術も必要とされた。

これらの課題を乗り越え、4昼夜かけて香りと甘みを最大限に引き出す技術が確立された結果、燻製ぶどう「藤の燻」が完成

完成した瞬間のことを「これだ!」と言葉で言い表せない気持ちだったと話す宮田さん。

 

しかし、商品自体の品質や味わいに自信を持っていても、それを「売れる」商品にするためには、また別の壁が立ちはだかった。「買ってくれる人は必ずいる」という確信はあるものの、その魅力をどう伝え、どう届けるかが大きな課題として残っていたのだ。

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UNDISCOVERED

GEMS OF JAPAN GRAND PRIX

Chosen as the best of

Japan's finest local production

「藤稔の燻製ぶどう」が切り開く農業の未来

世界大会で準グランプリ受賞

宮田さんは「藤稔の燻製ぶどう」という商品を携え、「宝物プロジェクト」に参加。これまで自身の力だけでは十分に広めることができなかった「藤稔の燻製ぶどう」を、プロジェクトを通じてさらに磨き上げる機会を得た。
 

実食した審査員からは「燻製によって果物の新たな可能性が引き出されており、その香りと味わいが非常に洗練されている」「一粒一粒に込められた職人の技術と情熱が伝わってくる。ワインや洋酒との相性も抜群で、贈答品としての価値も高い」と多くの賛辞を受けた。さらに、「これまでにない発想で、地域特産品の新しい形を提案している点が素晴らしい」との声も寄せられ、見事、世界大会「職人の知恵部門」において準グランプリを受賞した。
 

宮田さんは、この商品を成功させることで、同じように課題を抱える他の農家たちにも希望を届けたいと考えている。「藤稔の燻製ぶどう」が広く受け入れられ、高い評価を得ることで、割れやすい藤稔の価値を高め、他の農家が安定した収入を得られる手助けになる。
 

宮田さんの情熱と挑戦の先にあるのは、農家全体の未来を明るくするという大きな使命なのです。

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世界大会での

プレゼン&試食審査

商品ラインナップ

藤稔の燻製ぶどう「藤の燻」