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全国大会で総合優勝した最強”鶏節”
木鶏 ~MOKKEI~
高知大会2019<調理・野菜部門>、JAPAN大会2019<新体験イノベイティブ部門>でグランプリを受賞。さらに、JAPAN大会2019の全部門チャンピオンであるグランドグランプリにも輝いた、正真正銘、日本一の宝物。
鰹節ならぬ、「鶏節」。国境、宗教を超えて料理の幅をひと回りもふた回りも広げる、クセのない上品な味わい。だしをとっても、削り節としてそのままでも。3人の一流プロフェッショナルたちが日本のだし文化に新風をもたらした。
ミシュランと双璧をなすレストランガイド「ゴ・エ・ミヨ」に中国・四国地方で初めて名を連ねる人気リゾートの総料理長。予約5000人待ちで、世界中のミシュラン星付きシェフからのラブコールが絶えない世界一の塩職人。農林水産大臣賞を受賞した老舗鰹節屋の3代目。これらの逸材たちが交わした約束は「お互いの仕事に口を出さないこと」。各々が自らの実力を遺憾なく発揮した集合知、「木鶏」とは。
田野町
KOCHI JAPAN
the blessings of nature
天才たちの出会いは突然に
「木鶏」誕生前夜
高知県土佐市にエーゲ海さながらのリゾートがある。その名も「ヴィラサントリーニ」。同館のレストランで、33歳という若さからエグゼクティブシェフを務め上げるのは井原さん。若くしてヨーロッパに飛び、ミシュラン2つ星レストランで修行した過去を持つ。帰国後の2020年には、中国・四国地方で初めてフランス発の世界的グルメ本「ゴ・エ・ミヨ」に選出された若き天才料理人だ。ある日、井原さんは1人のお客さんに突然、声をかけられる。
「食事に出された鶏節に感動しました。あなたと一緒に<にっぽんの宝物グランプリ>に挑戦したいです」
声の持ち主は、塩を作り始めて僅か数年