和食・洋食・中華・エスニックなど汎用性抜群!
戻しの手間要らずでパパッとヘルシー料理が作れる
TOFU MEAT
山口大会2019<食部門>でグランプリ、JAPAN大会2019<新体験イノベイティブ部門>で準グランプリ。世界大会 2023 in Singapore<業界変革部門>で準グランプリを受賞。
ベジタリアン、ヴィーガン、ハラルフードの全てに対応した、こだわり”豆腐”で作る代替肉。極限まで不要なものをそぎ落とし、添加物(天然にがりを除く)、遺伝子組み換え作物、動物性原料、アルコール類、白砂糖は一切不使用。100%国産大豆が主原料だが、一度豆腐に加工する手間をかけることで青臭さを抑え、大豆ミートの臭みが苦手という方にもおすすめ。
ミートソース、ガパオライス、シューマイなどのひき肉料理にもってこい!臭みがなく、もともとは豆腐なので、ケーキやみたらし団子などのスイーツ作りにも。面倒な戻しの作業要らずで、冷凍庫から使う分だけ取り出せば、お手軽に様々な料理にアレンジ可能。しかも、豆腐ゆえの低カロリー・低糖質・高タンパクな料理が叶い、美味しさ・満足感・健康をこの「TOFU MEAT」1つで。
「他人がやらないことをやりなさい」という師匠の教えを胸に生まれた、最先端ミートレスミート「TOFU MEAT」。その開発秘話に迫る。


宇部市
YAMAGUCHI JAPAN
the blessings of nature

素材を生かす「遠心分離生搾り製法」と
ゼロから師匠に学ぶ豆腐作り
添加物の消泡剤を使わない伝統
後に、ヴィーガンやムスリムにも対応した万能な”豆腐のお肉”を開発する2人の革命児、「株式会社トーフミート」の中路さんと村上さんの豆腐作りの原点は、地元・山口県の老舗豆腐会社「兼氏食品」を事業継承した2016年に遡る。
「兼氏食品」の豆腐作りは、「遠心分離生搾り製法」が大きな特長。予め大豆から不快臭や渋味の原因成分を取り除いた後、豆乳を抽出し、短時間で煮る製法だ。一般的に行われている不快臭や渋味を消すための長時間の炊き込みをする必要がなく、大豆本来の甘みと風味がそのままの濃くて良質な豆乳で豆腐を作ることができる。一度に生産できる量が少なく、凝固調整が非常に難しいため、全国的にもとても稀少な製法だ。さらに、大変な手間がかかっても、豆乳に含まれた泡を煮沸中に消していき、添加物の消泡剤を使わない豆腐作りにもこだわってきた。
豆腐作りはゼロからのスタートであった2人だが、兼氏社長の超スパルタ教育に食らいつき、徐々に腕を磨いていった。そして、4ヶ月かけて2人で工場を完成させ、やっとの思いで豆腐屋をオープン。しかし、またもや2人の前に壁が立ちはだかる。経営難だ。
不要なものをそぎ落とし食の多様性を実現させる
最先端のミートレスミートの開発
こだわり抜いた豆腐を作っても、どこに営業にいっても門前払い。片っ端からイベントに出品して日銭を稼ぐ日々が続いた。だが、「ヴィーガン」がテーマのフェスに参加したことで転機を迎えることに。フェス実行委員長の目に止まり、新たなヴィーガン対応商品を共同開発することになったのだ。
目指したのはヴィーガンやベジタリアン、さらにはムスリムにも対応する”豆腐”で作る最先端のミートレスミート。添加物類、動物性原料、白砂糖、アルコール類の不使用が必須だった。そのため、調味料は無添加やオーガニックのものを厳選し、食の安全性を保証するために一部は自作するほどこだわった。大豆は山口県産サチユタカを使用することに決めた。
「水分量の微妙な差ですぐに食感が変化してしまうし、限られた原材料でいかに肉の風味や食感、満足感を再現できるか、研究に研究を重ねました」と中路さん。
さまざまな困難の乗り越え、2年の月日を経てようやく「TOFU MEAT」は完成した。

